1985-06-21 第102回国会 衆議院 文教委員会 第20号
議員立法として提案されまして、その準備あるいはまた今日までのさまざまな答弁等の御労苦に対して大変敬意を表しつつ、私どもの立場から、現状の過密教育あるいは大規模校、そうした問題についてお伺いをしたいと思います。
議員立法として提案されまして、その準備あるいはまた今日までのさまざまな答弁等の御労苦に対して大変敬意を表しつつ、私どもの立場から、現状の過密教育あるいは大規模校、そうした問題についてお伺いをしたいと思います。
○国務大臣(田中龍夫君) ただいま先生の最後におっしゃいましたゆとりのある教育ということがわれわれの理想といたしておるところでございますが、冒頭お話しの、あるいは自殺の問題、非行の問題、これとてもやはり学級編制や過密教育という問題、さらにまた学校の置かれておりますいろいろな地位等々、先生に非常な過重な負担がかかっておる、こういうふうな包括的な御質問でございます。
第一点として、人口急増地域における過密教育解消のための施策、特に高校新増設に関する用地取得及び建物の整備に対する助成の強化拡充、地方公共団体の超過負担要因たる単価差、交付差、対象差の解消等についてであります。
なるほど、今回教育課程審議会の方から教科内容に対しての簡素化ということが問題として出されて、そしていまの過密教育というものをいかにして是正していくかということに対して、それなりの答申の中身は出ております。しかし、これを拝見した限りでは、この授業数が、小中学校においては週に一時間か二時間削減されるというふうな中身にしかなり得ない。
それからちょっと地元の問題に触れたいのですが、過密教育に関連しての質問でございますが、いま和歌山でも高等学校をあと二、三年以内に少なくとも二、三校はつくる必要があるであろう、こういうふうに言われておるのですが、なかなかいろいろな問題があって進展しない。
それでは次に、過疎対策についてはいろいろと十分論議はされていると私も感じるわけですが、過密教育、この問題についてまだ十分議論がなされていないような感じがいたしておるわけです。大体、小学校や中学校の適正規模は一校につき六百三十人ないし八百二十人ですね。ところが、私の選挙区である和歌山市などにおきましては、千人を超す小学校だけでも大体十三校あるわけです。中学校だけでも九校ございます。
次に、教育課程審議会ですね、これに過密教育あるいは学校五日制等の問題が検討されているというぐあいに伺っておるんですが、大体この審議会の人選あるいは運営、あるいはこういう過密教育の問題は、これはそうそう一朝一夕に解決のできるような——これはえらい重大問題ですけれども、ある程度の時はこれは必要だと思いますが、この学校五日制の問題等、これは目先の問題だと思いますけれども、審議会の人選、運営あるいはその後の
現在の過密教育の中でいわゆるできる子というのは、むしろ既成の解き方にとらわれた頭の固い子が育ちつつあるということにもなるんではないだろうか。ですからいまから世の中へ出たときにほんとうに能力のある子というのは一体どういうんだろうか、そういうところに私はもう少し問題を掘り下げてみる必要があるのではなかろうか、こういう感じがするわけでございます。
だから、そういうふうな点について、ひとつ十分これは文部大臣最後の決意として、大蔵大臣が何と言おうと、過密地区における過密教育の施設の急速なる充足、これについてひとつ決意を持ってやれるかどうか答弁してください。